名無し委員会

われ/われ、”名無し”の群れは、ここにこうして政治的意見を発表する。その物質的成果は、『別冊情況』「思想理論編」に掲載されるだろう。

ゼロ年代批評の政治旋回――東浩紀論

(本稿は、『別冊情況 思想理論篇』第二号に掲載されたものである) ゼロ年代批評の政治旋回――東浩紀論 藤田直哉 ゼロ年代批評の政治旋回!? 『思想地図β』vol.3(二〇一二)、特集「日本2.0」の巻頭言で、東浩紀は政治旋回宣言を行った。 日本はどうあるべ…

いまここにある蜂起Ⅱ-Ⅰ

(承前、本稿は『別冊情況』思想理論編第二号に掲載される) 第四の蜂起 Enjoy!Enjoy!Enjoy!!! 今朝マクドナルドで朝食を食べた。レジで母親と同じ年齢ぐらいの優しそうな店員が「朝マックのソーセージマフィンを無料でお試しいただくキャンペーンをや…

いまここにある蜂起Ⅱ-Ⅱ

(承前) 第六の蜂起 あらゆるものは暴力である(よって、すべては暴力ではない) 「つながり」という言葉が大流行している。ネット上で作られる人間関係のネットワークは「ソーシャル」と呼ばれ、従来あった「社会」とは別種のものと考えられている。身体を…

いまここにある蜂起 Ⅰ-Ⅰ

われ/われは、『別冊情況』「思想理論編」第一号に寄稿した「いまここにある蜂起」の全文をここにフリーで公開し、名無し諸君とシェアする。 『別冊情況』の原稿はあくまでも物質的な成果のひとつであり、「名無し委員会」の生命はあくまでもネット上で好き…

いまここにある蜂起 Ⅰ-Ⅱ

(承前) 第二の蜂起 労働主義のフィクション/生命資本のプロパガンダ 「働くことは良いこと!」「働かなければ生きていけない!」「やりがいのある仕事を見つけよう!」などという言葉が叫ばれる。よく聞く言葉だが、「本当の言葉」ではない。「おはようご…

名無し委員会とは

名無し委員会は、実体がない。 名無し委員会は、名無しである。 名無し委員会は、政治的意見を表明する。 名無し委員会は、それ自体が別種の”政治”である。 名無し委員会は、多くの意見を求めている。 名無し委員会は、統一見解を持たない。 名無し委員会は…